食事=栄養をとる手段、という考え方

研修で習ってきた考え方を、僕の理解で、説明してみます。
この栄養素が欲しいから、この食材を選ぶ、というふうに考える。東洋医学的にだったら、この性質が欲しいから、この食材を選ぶ、というふうに考える。そして栄養素を壊さない調理法を選び、なるだけ有害な調味料を使わないようにする。(有害な物質が入ってくると浄化するのに身体がくたびれてしまう)
そのうえで見た目に、おいしそうな、楽しめる、食欲がわくように、できるだけする。
宇宙食みたいなのでもいいけれども、それでは食べる楽しみがなくなるので、これまでのような意匠を借りる、というような感じがします、極端に言うと。
人間はずっと食事から栄養を取ってきたから、流動食や注射という新しいことをすると、今までのシステムがうまく働かずに問題が起こってくるということもあるだろう。ものを噛むことで脳に刺激が行き、消化の準備をしたり、消化酵素を分泌したり、噛むことで消化酵素を混ぜ合わせたりということをやっているのに、飲んだり注射したりすると、必要な機能が作動しなくなることが想像される。だから、今までどおり、食べることをしていったらいいのだが、食べるってつきつめると身体に必要な栄養を取るってことという認識も重要だろうと思う。身体に悪いものばかり食べて、栄養になってるかな、と期待するのは問題がある。とはいえ、自分は健康、という思い込みは身体にもいい影響を与えてしまったりするので、ややこしいのだが。