経歴詐称

イメージですが、中国やアフリカの国では、生存を賭けて、不正をしてでも、物やチャンスを手に入れる競争をしているのではないかと想像してしまいます。しかし、日本では、一回チャンスを逃しても、即命が危なくなるわけではないし、そこまでの切迫性がありません。しかし、生存のためにちょっとしたズルをしなくてはいけない場合があると思います。履歴書審査をクリアするために、経歴を詐称する場合がありますが、それも、ちょっとしたズルに入るのではないかと思うのです。

しかし、もし発覚した場合、最終学歴が大卒の人が、高卒と偽って公務員になって、発覚した場合、たしか免職処分になっていたと思います。公務員の場合、腐敗防止のため、厳密に規則が適用されるのだと思いますが、よく頑張って働いていた場合、突然解雇されて得られていたはずの報酬を失うというのは、気の毒な気もします。

個人が生きるために必死で、チャンスを得るために、多少のズルをする、というイメージを持てば、経歴詐称をした人に対して、多少同情的になると思いますが、不正を行ってまで自己利益を追求した犯罪者として見れば、共同体において許し難い裏切り者というふうに映ります。

僕は、懲戒解雇された人が、その後、生きていく道があるのか、それが心配になります。