野球日本対韓国の感想

日本が負けたので、たまたまであっても、監督の采配が問われるのは、放っておいてもそうなると思うが、イチロー選手のリーダーシップは有効だったのかも問われてもいいと思われる。こっちに関しても解説の人が言うかもしれないけど。
イチロー選手は、選手として実績があるけど、リーダーとしての実績はあまりないのではないか?オリックスでも、マリナーズでも、最終的に一人頑張って他の人がやる気をなくしてしまっているという状況が生まれてしまったそうだ。多分彼のせいではないと思うけど、結果的にはそうであった。
8回の表に、外野からサードに返球があって、タイミングはアウトだったのにサードがボールを落としてセーフとなり、ピンチを広げたが、サードの選手は守備が下手なのではなくて、一点も失点できないというプレッシャーに負けてしまっていたのかもしれない。
8回にピンチで登場した、藤川投手は、ファンなので頑張って欲しかったが、ロングヒットを打たれてしまった。解説によると甘い球だったらしく、素人の僕が見ても置きに行ったような球だった。最初フォークから入って、コントロールミス、ストレートもキレはあったみたいだが、コントロールが不安定、という流れがあったから、置きに行きたい気持ちになってもおかしくない。キャッチャーは藤川選手の精神力を信頼していたのかもしれないが、開き直って投げられるような配慮が必要だったのではないか。ストレート狙いで来るかもしれないから、外したい、でも、ボールが先行したら投げにくくなる、でも藤川だったらできるだろう、みたいなことなのか、と素人考えですが、想像してしまう。
自分で自分の精神状態はコントロールしろ、ということで、韓国チームなんかはもしかしたらできるのかもしれないが、日本チームは、見方同士で励ましあいをしないと、不安が勝ってしまうような所があるのではないだろうか。オイシイ場面が来たからいい所を見せてヒーローになろうとか、このピッチャーはいいピッチャーのようだから逆に是非とも打ってみたいとか、楽観性というか、楽しむというか、そういうことも見えなかった。
絶対勝つという執念を持ってやる、というのが、イチロー選手のプランだったような気がするけど、負けたらたいへんだ、という形に変形してしまったのかもしれない。それと、気負いからか、相手チームを挑発するような発言を結果としてしてしまい、相手チームを鼓舞する効果となってしまったこともあった。(日本シリーズで巨人が近鉄に3連敗して4連勝した時のエピソードを思い出す)それでも勝てば本当に強いけども、負けたので、不必要にハードルを上げてしまったということで、ミスといえるかな。
9回裏にホームランも出たし、ヒットも出たし、あわやサヨナラという大ファールもあった。プレッシャーに負けていたら、こういうプレーは出ないかもしれないから、弱気になっているという見立ては僕の心理状態の投影なのかもしれない。